■最後まで全力で!
名学館では高校生と中学生の指導を実施しておりますが、中3の高校受験指導が本日3月9日でひと段落しました。あとは3月10日、11日の公立高校Bグループ試験本番を残すのみ。全力で取り組んで悔いのない受験となることを望みます。
試験なんて、どれだけ入念な準備を重ねても、当日何があるかわかりません。予測不能なことが起こるのもまた受験なのです。そういった場面に出くわした時の臨機応変な思考力を鍛えてきたつもりです。型にはまった勉強ではなく、自分の頭で考えて行動する。そういう習慣が身についた当塾の生徒は、間違いなく今後何度も訪れる難関を乗り越えていくことと信じています。
どんなに道が険しくても、最後まで諦めることなく、突き進んでほしいです!
■その後は高校準備学習
長く続いた受験勉強が終わって「さあ羽根を伸ばして!」といきたいところです。もちろんプレッシャーからの解放感を存分に味わってほしい「親心」的な感情もあるのですが、塾の人間としては学習指導の目線でコンサルティングする必要があります。
高校受験が終われば、高校生に上がって学習レベルについていけるための自主トレはしてもらわないと困ります。受かればいいってもんじゃないですからね。そこで当塾では新高校生のための準備学習を2点用意しています。
■読む力、書く力、調べる力。
高校準備・・・というと、高校数学や英語の予習を思い浮かべるでしょうが、僕はそれよりも中学数学や中学英語を高校生的な学び方で見直してみることが大切ではないかと思っています。
例えば英語。いままでは教科書の巻末で単語の意味を調べて、その意味を覚えて、本文を訳して・・・という流れが多かったはずです。しかし、高校生の英語には「語法」「英語表現」の学習がつきもので、それらの知識を持って長文を読解することになります。うわべの意味だけを知るのではなく、単語ひとつの使い方、用法、あるいは英文の構成などを調べながら学ぶ意義をこの数日間に学んでおきたいところです。
数学においても、記述力を上げておきたいですね。高校の数学はほぼ「証明」といっても過言ではありません。いままで途中の考え方を問題用紙の隅っこにチョロチョロ書いていた中学生も、高校生になればフル記述の解答を求められることになります。思考のプロセスの発表会ですね。したがって、中学数学の復習をするとともに、すべての過程を記述する練習をしてみるのが良いと思っています。
なにも目新しい分野を先取りするばかりが予習ではありません。すでに学び終えた分野のグレードアップを図ることも、その方法のひとつです。
明日と明後日の受験本番最終日に全力を尽くして、有意義な進級準備を迎えましょう!!